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2013. 05. 15  
前回と前々回の続きです。

 *読書:「長谷川慶太郎の守護霊メッセージ」感想 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-92.html

 *読書:「長谷川慶太郎の守護霊メッセージ」感想 その2
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-93.html


      ・       ・


今回分は書こうかどうしようか迷ったのですが
あえて書くことにします。


過去、様々な予測を的中させてきた長谷川さんですが、
時に予測が大外れに外れることもあります。

文中、大川総裁は、

  分析の際の前提条件が合っていれば
  結果は彼の予想どおりになります。

  しかし、前提条件の中に欠けているものがあった場合には
  どうしても結果が変わることもあるのです。

  そのため、彼の予想には当たり外れがあります。

と言ってます。

長谷川さんは、時代の大きな変動に関して、

  1,冷戦において、米国が勝利し、ソ連が敗北
       ↓
  2,米国一極構造の世界秩序へ
       ↓
  3,米国が衰退し、中国が台頭

このうち、1と2に関してはピッタリ当てましたが
最後の3を外してしまいました。

長谷川さんは、21世紀は
米国一極支配による平和な時代が続くと予測したわけです。

で、この大きな時代変化を読み違いしたために
(大川総裁の言う「前提条件」)
それに連なる枝葉の予測を全て外してしまいました。

文中で守護霊さんが苦しげに語っていた、
「21世紀はデフレ基調」の部分などがそうです。
米国の一極構造がそのまま続き、
「戦争の世紀」は終わりを告げるという前提条件が外れたため
そういう結果になってしまったわけですね。

これは経済面の読みの部分ですが
長谷川さんが得意としている軍事面でも同様に外しています。


一例を挙げておくと、長谷川さんは80年代に
PHPから「『戦争論』を読む」という本を出しています。
その名のとおり、クラウゼヴィッツの名著、
「戦争論」の解説本です。

私はこれが単行本で出たときに買って、
それまで長谷川さんは経済評論家のイメージが強かったため
「この人は軍事も語れる人なんだなあ」と驚いた記憶があります。

で、長谷川さんはこれの改訂本を2002年に出しています。
「新『戦争論』の読み方」というタイトルで
ちょうど9・11テロの後、
米国がアフガンに出兵した時期でした。

この改訂版は旧版とは違ってサブタイトルがついており、
「クラウゼヴィッツの時代は終わった」となっています。

この改訂版の趣旨は、
「戦争論」の解説は行いつつも
同時に、

 「21世紀は米国一極支配による秩序が続き、
 平和な時代となる」

 「戦争の世紀は終わった」

 「よって『戦争論』はただの古典となり、
 今後は通用しない。役割は終わった。」

というものでした。

また、これに付随して、

 「北朝鮮と中国は早期に崩壊し、
 アジアにおける冷戦も終結する
 
 「平和な時代のため核兵器は無用の長物となり
 近い将来、世界から全廃される」

 「よって、日本の核武装など無意味」

 「911事件のようなテロ攻撃は
 米国が世界に張り巡らす情報ネットワークにより
 終息していく」

とも言ってます。

・・・・まあ、あんまりバッサリ書くのも
気の毒かとも思ったのですが、私の目から見ると
21世紀に入ってからの長谷川さんの予測は迷走しており
なんでかなあと思っていました。

だから、この守護霊本が出ると聞いて
その部分に関してどうコメントするのか注目していたのです。


私は、長谷川さんが著書の中で
米国の一極支配構造がそのまま続いていくと書いてるのを見て、
冷戦終結後に米国でフランシス・フクヤマが書いた、
「歴史の終わり」という本を思い出しました。
あの本は、発刊当時は世界的に話題となりました。
日本でも渡部昇一さんの訳本が出版されましたね。
あれに似た感じを受けました。

なんとはなしに、長谷川さんの感覚は
米国的な発想というか、
「明白なる運命」っぽい歴史観のように感じました。

あるいは、クリントン政権期に
あの馬鹿馬鹿しいマルチ商法の謳い文句のような
「ニューエコノミー」という経済理論がありましたが、
あれも思い出しました。

幸か不幸か、私の頭の中には
日本的というか、仏教的というべきか
「盛者必衰」という概念がインプットされているので
この手の「半永久的繁栄」「直線的な歴史観」は
頭が受け付けないのです。

それまでは「かくある」世界を解剖してきた長谷川さんが
今世紀に入ってから急に「かくあるべき」と
理念や理想に現実分析が引っ張られたように思え、
そこが予測が大きく外れた原因ではないかなと思ってます。

私には、この本の中で長谷川さんが明らかにした過去世、
その過去世の前半生における慧眼と蹉跌、
それが今世での彼の未来予測の成功例と失敗例に
だぶって見えてしまいます。



 *長谷川慶太郎の守護霊メッセージ
  緊迫する北朝鮮情勢を読む
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=937







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2013. 05. 11  
前回の続きです。

 *読書:「長谷川慶太郎の守護霊メッセージ」感想 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-92.html


      ・       ・


この本の副題は
「緊迫する北朝鮮情勢を読む」となってますが、
長谷川さんらしい切れ味はあまりありません。
未来予測の内容にあまり新味は感じませんでした。

ただ一点、私が注目して読んだのは
長谷川さんがここ最近主張している、
「中国瀋陽軍区:半独立説」です。

中国の東北地方の「瀋陽軍区」が
北京政府に対して半独立的な立場をもっていて
ここが北朝鮮と密接に連携しているという説です。
まあ、詳しくは長谷川さんの著書を読んでください。

この説が本当なのか否か?
長谷川さん守護霊の発言や
同時に発刊された金正恩守護霊の霊言本、
さらにエドガーケイシーさんのリーディング本を総合するに
なんとなく本当っぽいですね。

この説が正しいならば
今までの中国の対北朝鮮対応に関して
彼らの奇っ怪な動きが全て説明がつきます。


もともと、私は長谷川さんと同様に、
北朝鮮の現体制はもっと早く崩壊すると思ってました。
国ごと崩壊するか、金王朝のみが倒れるか、
パターンはいろいろあったとしても
北朝鮮が自壊するか、中国が介入して倒すか、
どちらかの形で重大な変化が訪れるだろうと思ってました。

しかし、この予測は外れて、
米国や日本が禁輸措置等で締め付けても
中国が裏から物資を流し、密かに支援を継続して
依然として、かの国は生きながらえてきたわけです。

何故、中国はここまで北朝鮮と金王朝を支援するのか?
彼らの意図がいまいち分かりませんでした。

それが2000年代後半あたりになって
大川総裁が著書で、

  中国が北朝鮮を支援する意図は何か?

  中国は、米国に対抗するための攪乱兵器として
  北朝鮮を利用することを考えている。

  よって中国は北朝鮮の現体制を許容している。

こういうことを書いてました。

なるほど~と思いましたね。
北朝鮮を国際秩序破壊用の「槍」として
利用しようということでしょう。

ただ、私は
なるどなあと思いつつ、同時に
この説では腑に落ちない点があったのです。

それは、2000年代後半になって
米国と中国の国力差が縮まって
中国が世界秩序の簒奪を望みうる状況になってからならば
この説は確かに納得がいきます。
「北朝鮮=槍」説は現在の中朝関係を説明しやすい。

しかし、たとえば90年代などは
米中の国力差には絶望的なまでの開きがあり、
軍事力に至っては、米国から中国を見ると
鎧袖一触のレベル差でした。

90年代においても北朝鮮は
韓国を挑発したり、核開発を進めたりで
93年には核拡散防止条約(NPT)からの脱退を宣言し、
米国とは開戦直前にまで事態が悪化しました。

こういう状況下にあって
はたして90年代から中国は
北朝鮮を「槍」として見ていたかというと
それは違うのではないかと思います。

あの時期、中国が考えていたことは
米国の世界秩序下で、平穏に波風が立たないようにして、
次第に次第に国力を増していき、来たるべき日に備える。
「平和的台頭」ってやつですが、
あれが、この当時の中国の基本戦略でした。

なので、90年代において
中国が北朝鮮に期待していたのは
能動的な「槍」の役割ではなくて、
西側諸国との緩衝地帯としての受動的な「盾」の役割です。

よって、「北朝鮮=槍」説は
現在の中朝関係を説明するには都合がいいけど
90年代に当てはめると無理があります。

そして、中国は
「盾」としての北朝鮮に対して、

  1,周辺諸国との無用の摩擦を起こさず、
    半島情勢を不穏にしない。
    米国に介入の口実を与えない

  2,しっかりとした民政を行い
    国家体制を盤石にする

  3,核開発を行わない。
    「盾」である北朝鮮には核は不用。

ここらへんを望んでいたでしょう。
しかし、北朝鮮は
この3つをことごとく守らなかったわけです。

しかし、中国は北朝鮮を生かし続けてきました。
本気になれば、物資を止めるなりして
干し殺すことは十分可能だったのに。
何故か?


で、長谷川さんの「中国瀋陽軍区:半独立説」です。

この説で考えると
過去から現在に至るまでの
中朝の奇っ怪な関係も動きも説明がつきます。

北京政府が金王朝の存続が国益に反すると考えて
これの排除を決意するとしても
出先部隊の瀋陽軍区が阻み続けて
さらに鴨緑江を越えて物資の供給を行う。
そう考えれば全て符合します。

まあ、「中国瀋陽軍区:半独立説」といっても
実際のところ、どこまで独立度があるのか?
その程度によって状況も変わってくるのでしょうし、
不透明な部分も多いです。

それと、長谷川さんはこの説を唱えるに当たって
どこから情報を入手したのでしょうね?
まったくの推論だけではないでしょう。
この人は人脈が広い方だと思うので
いろんなところから仕入れてるのでしょうけど。

一定の情報を入手して
それに一定の推論を加えて、説を自己検証して、
そのうえで著書等で発表したのでしょうね。


この「中国瀋陽軍区:半独立説」だけではなく、
中国全体が各軍区やら利権やら人脈やらで
日本人が思ってるほど北京政府に権力は集中してないようです。

あの国は、各閥の連合国家ととらえるほうが
意外に実情にかなっているのかも知れません。



       <続く>



 *長谷川慶太郎の守護霊メッセージ
  緊迫する北朝鮮情勢を読む
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=937








2013. 05. 08  
HSより先月末に発刊された、
「長谷川慶太郎の守護霊メッセージ」の感想です。

GWが終わったので当ブログも平常運転に戻ります。


      ・     ・


評論家の長谷川慶太郎さんの守護霊霊言です。

内容として、個人的に主要な柱は3つ。

  1,朝鮮半島情勢の分析と予測

  2,長谷川さんの分析手法

  3,軍事が分からなければ、世界は読めず

まあ、大川総裁も言ってましたが
全体的に長谷川さん守護霊は歯切れが悪かったですね。

その理由は、総裁曰く、

  もう85歳なので最後に大チョンボは避けたい。

  大川総裁の口を通すことで、
  結果的に未来を変えてしまうことは避けたい

ということですが、
うーん、もう一つ加えると、文中にもあるように
ここ10年ほど長谷川さんの読みがけっこう外れていることに
守護霊さんも忸怩たる思いがあるのではないでしょうか?
まあ、この件は後述します。


私は、長谷川さんの本は、
ハッキリとは憶えてませんが
80年代前半あたりから読んでると思います。

一番最初に読んだやつが、タイトルは忘れましたが
福沢諭吉の「脱亜論」っぽい内容だったのを憶えてます。

ちょうどあの頃は、日中国交回復から数年後の
一時的な中国ブームが起きたあたりで
パンダが来るわ、鄧小平が来日して新幹線に乗るわで
なんか日本中が「日中友好!!」と大合唱していて
とても気持ち悪い時代でしたw

で、そんな時に長谷川さんは本の中で
「今後も西側欧米諸国と付き合って、アジアとはホドホドに」
「日本は、泥土のアジアに咲いた一輪の花」
みたいな過激なことを書いてた気がします。
凄いこと言う人だなあと感心したのを憶えています。


長谷川さんは、日本では珍しく
経済と軍事の両面で国際情勢を語れる人です。

評論家の皆さんは、どちらか一つが普通なので
こういう人は珍しいですね。
その根底には、豊富な知識や情報の収集に加えて
かなり深く思索を積み重ねているのだろうと思います。
そうでなきゃ、あそこまで語れません。
思索を重ねることによって
自分なりの「読みの原則」を作っていったのだと思います。

本の冒頭で大川総裁も
軍事が分からない人は国際情勢が読めないと言ってますが
まあ、これが日本の知識層の弱点ですね。

国家そのものが軍事を忌避していることと、
戦後、教育の世界から軍事を追放したのが大きいと思います。
日本の大学で軍事を体系立てて教えているところが
いったい何校あるのか?
まともに教えてるのは防大ぐらいなもんじゃないでしょうか。


ちょっと長谷川さんから話しは逸れますが
湾岸戦争の頃の日本のテレビ番組でのエピソードを。

湾岸戦争は1991年に起きましたが、
日本人の、あの戦争の心理的衝撃は大きかったと思います。

当時は冷戦終結間近で
日本国民は「これで世界恒久平和が~」なんて浮かれてました。
今も日本人は軍事オンチですが
あの頃は今以上にひどかったと思いますね。

で、湾岸戦争が始まる直前、
イラク軍相手に、米軍を中心とする多国籍軍は
数十万の膨大な兵力と物資を
クウェート正面に集結させていました。

その頃、ある日のテレ朝「朝まで生テレビ」で
いろんな評論家やら識者を集めて
湾岸情勢について喧々囂々の議論をやってました。

司会の田原総一朗さんが
当時、朝日系の媒体によく寄稿していた某評論家に、

  何故、ブッシュ大統領(パパ)は
  あんな大軍を集めているのか?

  クウェート守備のイラク軍は10万人程度なのに
  数が多すぎるのではないか?

みたいなことを聞きました。

それに対して某評論家は、

  ブッシュは、大軍を集めてイラクを脅して
  交渉によりクウェートから撤兵させようと思ってたのだが
  サダムフセインがそれに乗ってこず、
  ブッシュは振り上げた拳を降ろすに降ろせず困惑している。

などと答えました。

田原さんはそれを聞いて感心して
「振り上げた拳のやり場に困ってるわけですか。なるほど~」
とか言ってました。

もうね、アホかとw

その時、出演していた舛添要一さんが
この馬鹿馬鹿しいやり取りを見るに見かねて、

  いや、田原さん、
  敵の軍勢に対して数倍の兵力をぶつけるのは
  軍事の常道ですから。

  ブッシュは大軍を背景に交渉はするでしょうが
  イラク側が妥協しなければ
  このまま、この大軍を使って戦争を開始しますよ。

と言いました。

結局は、舛添さんの言うとおりになったわけです。
これは舛添さんが卓見だというよりも
彼は当たり前の軍事的常識を述べたにすぎません。

これが湾岸戦争が始まる数週間前の番組の出来事で、
今頃、あの某評論家は何を思ってるのでしょうか?
いつの間にかTVなどから消え去った人なので
名前も忘れてしまいました。

この人や田原さんは
「米軍は威嚇するだけ」
「戦争など起きるはずはない」
そういう前提で情勢を分析してたわけです。
何故そういう前提になりうるのか?
平和ボケの固定概念の虜になっていたのでしょうね。

当時は、政治家も含めて知識人の大半がそんな感じでした。
だから戦争が始まったと同時に
日本は朝野をあげてショック死状態に陥ったわけです。
で、膨大な戦費を支払ったあげくに
感謝すらされず、国際的に嘲笑の的になったわけです。

今も日本人は軍事オンチですが
それでも湾岸戦争当時に比べると
だいぶマシになってるとは思います。



      <続く>



 *長谷川慶太郎の守護霊メッセージ
  緊迫する北朝鮮情勢を読む
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=937







2013. 05. 04  
たまには毛並みの変わった記事を。

ざっとした内容です。
データの裏付けとかなくて、思ったことそのまま書いてますw


花粉症の人にとって春とは憂鬱な季節です。
本来は、桜を愛でる、心くつろぐ季節なのでしょうが
頭は重いわ、鼻水や涙が出るわ、目がかゆいわで
ろくなもんじゃありません。

ウィキペディアで見ると
日本のスギ花粉の患者は約2500万人、
そのうちヒノキの花粉症を併発してる人が7割で
これ、国民的な病気ですなあ。

自分も花粉症だからよく分かるのですが、
発症している期間中は、頭が重くて思考が散漫になり、
けっこう仕事に影響がでます。

日本人の生産性という観点から見るならば
春の数ヶ月は花粉症によって
国全体の生産性が下がっているのではないでしょうか?
これは数値データがあるわけじゃなくて
あくまでもざっとしたカンですけど。

案外、これのもたらしてる弊害って大きいような気がします。
「たかが花粉症程度」と軽視せずに
行政も本腰入れて対策行ってほしいと思います。


たしか、森内閣の時に内閣支持率が低空飛行をしていて、
見かねた石原慎太郎さんが森首相に
「内閣の目玉政策として、花粉症をとりあげるべき」
「この国民的病気を解決して一気に支持率を上げろ」
と言ってました。

私はこれをニュースで見て
さすが石原さんは着眼点が凄いなあと思いました。
この当時は私は花粉症にかかってませんでしたが
職場の同僚などで苦しんでいる人は多かったです。

まあ、行政的には
花粉症はひどくても死ぬほどでもないので
他の病気に比べると軽く捉えがちなのでしょうが、
罹ってる多くの人にとっては、これの解決はまさに福音。
石原さんの感覚には感心しました。

結局、森さんは
この進言を取り上げなかったわけですが、
石原さんは東京都知事の立場で
独自の花粉症対策を行ったようです。
内容はこれでも見てください↓

 *ウィキペディア:スギ花粉症


花粉症の問題は
突き詰めれば「森林行政」のあり方につながると思いますが
私はあんまり詳しくないので
それについてどうこう書く気はありません。

現在、国が「花粉症対策」と称しているものは
あくまでも対処療法にすぎず、治療技術の向上が大半で
根本的な「森林行政」にまで踏み込んでません。
本来、ここまで踏み込まないと
花粉症の抜本解決は無理でしょう。

先進国の中では、ほぼ日本特有の病気であり、
戦後になって発生した病気であり、
これを放置するのは、ある意味、国の恥だと思います。



 *花粉症に苦しむ人はなぜ減らないのか
  http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2741?page=1

 *環境省にとって他人事の花粉症
  http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2753?page=1







2013. 04. 28  
前回の続きです。

 *読書:「織田信長の霊言」感想 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-89.html


      ・      ・


信長さんは
「もしも織田幕府が開かれていたら?」との問いに
海外進出を積極的に行っていたと答え、さらに、

  たぶん、明治維新が250年ぐらい早く起きてるわ

  サンフランシスコやロサンゼルスは
  今ごろは日本語しゃべってることになるねえ


と言ってます。
おもろいですなあ。
面白い「歴史のイフ」だと思います。

室町後期から江戸初期にかけて
日本の貿易商人達は海外と活発に交易をし、
東シナ海や南シナ海を内海のように押し渡って
東南アジア各地に日本人町を作りました。

日本人の海外進出のエネルギーが沸騰した時期で
東南アジアでは現地の王権に
日本人が介入するほどの影響力を有していました。
タイで活躍した山田長政なんかが有名ですね。

あのまま日本が鎖国をせずに
積極的に海外進出を行っていれば
信長さんが言うとおり
米大陸への植民も夢物語では無かったでしょう。

洋の東西を問わず、
国内で動乱期が起きて、それが終息すると
沸騰するエネルギーは活路を求めて暴れ狂います。

歴代の中国王朝などもそうでしたが
内乱終息後は不用になった軍隊を辺境地への征服に向けさせ
沸騰するエネルギーを鎮めてきました。

フランス革命やロシア革命もそうで
革命後は海外に対して「革命の輸出」を行いました。
あれも沸騰するエネルギーが活路を求めた結果でしょう。

明治維新では
沸騰するエネルギーは征韓論という形で表れ、
それを抑止しようとする太政官政府との間で
士族の反乱という事態にまで至りました。
その最大のものが西南戦争です。

もし、織田政権があのまま続いていたら
戦国期終了後の沸騰する日本のエネルギーを
政策的にうまく誘導することにより、
海外進出と交易、米大陸への植民という形にまで
行き着いたかも知れませんね

まあ、現実は
戦国期のエネルギーは
秀吉の朝鮮出兵の失敗により減退し、
さらに関ヶ原と大坂の陣を経て
江戸幕府の統治と鎖国政策により終息させられました。

この後の日本は
国富の増大と技術の進歩を政策によりタガをはめられ、
江戸期250年の泰平を経て明治維新へと至ります。
それが良かったのか?悪かったのか?
天上界にもいろいろ意見はあるのでしょう。


最後に、信長さんの魂の傾向と転生についてです。

私はこの人はキリスト教系の魂かもと思ってたのですが、
本の中でしきりに「日本の神々は・・」とか
「高天原」などの言葉が飛び出してるので、
意外にも神道系の人なのかもしれません。

また、現代の諸事情に精通していることや
大川総裁の口ぶりなどから見ても
現代にHS関連の若手で生まれてるっぽいですね。

あと、魂の兄弟がフランス革命の時に生まれたとも言ってます。
これは誰なんでしょうか?

綾織さんが「ギロチン云々」と言ってたので
ロベスピエールかなあ?
あるいは軍事的才能から、同じジャコバン派の
「革命の大天使」サン・ジュストですかね?

文中にちょこちょこと
「時代精神が」という言葉も見受けられるので、
ひょっとしたらナポレオンかなあという気もしないではないです。
そうだとしたら個人的には胸熱ですなあ^^



 *織田信長の霊言:戦国の覇者が示す国家ビジョン
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=932






2013. 04. 24  
HSから4月上旬に発刊された「織田信長の霊言」の感想です。

発刊順でいうと「秀吉」「家康」「信長」の順番で
よーーーやく、戦国の三傑が揃い踏みしました。
待ってましたという感じです。

個人的に、この3人の中では信長さんが一番好きです。
思わず「上様!」と呼びかけたいぐらい好きですw

ただ、家来になるなら一番敬遠したい人でもありますw
瞬殺されそうで怖いです。
司馬遼太郎さんも、
「仕えるのなら秀吉が一番」と書いてましたが
私もそう思います。


さて、内容に入ります。

中国の習近平に対して信長さんは、

  やつは兵站を計算できないのでは?

と言ってます。
現代的に言えば
「経済が分かってない」ということなのでしょうが
信長さんが言うと説得力がありますね。

信長と秀吉は
戦国時代の中でも兵站を重要視した人物でもあります。
とかく兵站を軽視しがちな日本の軍事史の中では
この両名は異質の存在です。

前々から思ってたのですが
あくまでも私のざっとした感想なのですが、
霊言集などで中国の未来とその脅威を語る時に
脅威度を高めに語る霊人は揃って経済に疎そうな人が多くて
逆に低めに語る人は経済通の霊人が多いですね。

ここらへん、中国の弱点を示唆してるようで興味深いです。
兵站を計算できない習近平。
そこが中国の弱点なのでしょう


信長さんは「桶狭間の戦い」について聞かれて、

  それ、あんまり好きじゃないんだ、俺

と答えています。

その後のくだりも面白かったです。

  ああいう「小が大を制す」みたいなのは人生に一度でいい
  基本は「大が勝つ」のが普通だよ


ここは信長さんの用兵の真骨頂とでも言いましょうか。

軍事の王道はあくまでも「大をもって小を制す」ことであり、
そのために国を富まし、軍備を整え、
外交で敵を分裂させ、味方を糾合し、
いざ戦時になれば、わが全力でもって敵の分力を各個撃破する。
これが王道です。

ザックリ言うと、
自軍を糾合し、敵軍を分裂させ、
態勢を有利に整える技術が「戦略」で、
戦闘中における臨機の時々刻々の判断力が「戦術」の領域です。

信長さんは戦略の達人でした。
戦場における個々の戦闘判断(戦術)では
同時代に彼よりも優れた武将は多かったわけですが、
それよりも高次なレベルである戦略に秀でていたわけです。

信長さんとは真逆なのが上杉謙信で
この人は戦術的天才といっていいでしょう。
謙信さんの場合、それに秀でていたというよりは
それに惑溺していたと言っていいぐらいです。
「武道以外は余事なり」といった竹中半兵衛などもそうですね。


「天才」の定義とは、

  概念の創造者・革新者

だと思いますが、
信長さんは天才にふさわしい人物だと思います。
時代を一新してしまいました。

この人のすごいところは
既成概念に縛られずに物事を発想できることと、
それを具現化させる実行力です。
この2つともを兼ね備えた人物は希少だと思います。



      <続く>



 *織田信長の霊言:戦国の覇者が示す国家ビジョン
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=932






2013. 04. 18  
前回までの続きです。

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-84.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その2
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-85.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その3
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-86.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その4
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-87.html


      ・      ・


ボストンでテロ事件が起きました。

これ、北朝鮮は絡んでいるのか?いないのか?
絡んでいるとすれば相当な失策だと思いますね。
虎の尾を踏んだようなものです。

絡んでないとすれば、
金正恩に少しでも正気があるならば
彼は「冤罪」を恐れるのではないですかね?

実際に誰がやったかとは無関係に
ニュースで「北朝鮮の犯行確定」とか流れてきたら
北が終わる日も近いですね。


さて、本題に入ります。

第二次朝鮮戦争が起きた場合の日本の対処事案の3つ、

  1,邦人の韓国退避

  2,難民対応

  3,北朝鮮からの攻撃対処
    (ミサイル攻撃及び武装ゲリラの破壊工作等)

前回は「邦人退避」「難民対応」まで解説したので
今回は「北朝鮮からの攻撃対処」についてです。


戦争の規模を南北による全面戦争とした場合、
日本に対する北朝鮮の攻撃として2パターンが考えられます。

  「弾道ミサイルによる攻撃」

  「特殊部隊によるテロ攻撃」

両方とも、軍事的成果と言うよりも
政治的な成果を狙っての攻撃です。
日本国内を攪乱することにより
「日米の離間」「厭戦気分の醸成」を意図しています。

この2パターンの攻撃以外にも
潜水艦を用いた通商破壊なども想定できます。

ただ、戦争が始まれば
日本から大量の軍事物資が朝鮮半島に送られるでしょうから
その輸送船を狙うこともアリかなとは思いますが、
輸送船には必ず日米の護衛船がつくことと、
北の潜水艦は老巧が激しく性能もいまいちなので
積極的な潜水艦戦を仕掛けるとは考えにくいです。


では、まず「弾道ミサイルによる攻撃」について解説。

これは純軍事的作戦と言うよりは
日本の人心動揺を狙った政治的意図のほうが大きいでしょう。

北の弾道ミサイルは
そろいもそろって着弾精度がいまいちなので
ピンポイントの攻撃は無理です。
米国のトマホークのような巡航ミサイルとは兵器として異なります。

湾岸戦争の時に
イラクがイスラエルに向けて
スカッドミサイルを連夜撃ち込みましたが
あれとよく似た状況になると思います。
純軍事的には意味は無いが、政治的な効果狙いです。

問題は、こいつに核を搭載するか否かですが、
そもそも弾道ミサイルに核を搭載できる技術があるのか?
仮にあったとしても、南北の戦争が始まれば
核兵器は敵戦力を実質的に削る方向で使いたいでしょうから
日本に向かって撃つのは、おそらく通常の弾頭でしょう。
(示威的に「核を撃ち込むぞ~!」と言うとは思いますが)

狙うは、米軍基地とその周辺がメインになると思います。
で、日本人にも被害がでて、左翼がワーワー喚くと。
あと、自衛隊の基地も狙うでしょうね。

これに対する防御はMD使うしかありません。
そのうち何割かは落とせるでしょうが
全部は防ぎきれません。


次に「特殊部隊によるテロ攻撃」。
こっちのほうが深刻かもしれません。

北朝鮮の陸軍は兵力100万人ですが
このうち特殊部隊の数が20万人(2010年:韓国国防白書)。
もの凄い特殊部隊偏重の組織攻勢です。

南北の戦争が始まれば
このうちの大半が米韓軍との戦闘に投入されるでしょうから、
日本国内で武装工作を行うのは
海路か空路を経由する必要があるので
せいぜい千人未満ぐらいでしょうか。

狙うのは、自衛隊や米軍の通信機器の破壊、
原発やインフラの破壊、都市における無差別テロ、などです。

原発に関しては、東北の震災の時に
意外にもろいものだと世界中に知れ渡ってしまいました。
原子炉そのものは強固に防御されていても
周辺設備(冷却装置など)を破壊してしまえば
メルトダウンにまで追い込むことは可能です。
北朝鮮は必ず狙ってくるでしょう。

数百名の北の特殊部隊が日本に潜入し、
国内で攪乱・テロを行うと
これに自衛隊は振り回されると思います。
前記の「邦人退避」「難民対処」も含めて
陸自のキャパ的にあっぷあっぷの状態になるでしょうね。


以上、第二次朝鮮戦争が起きた場合の日本の対処事案、

  1,邦人の韓国退避

  2,難民対応

  3,北朝鮮からの攻撃対処
    (ミサイル攻撃及び武装ゲリラの破壊工作等)

この3つについて、ザックリと解説してきました。

総じて言えることは、
もし第二次朝鮮戦争が勃発したら
日本がこの事態に介入できるか否か以前の問題として、
上記3つの対処に忙殺されることになるでしょう。

まあ、政府機構の問題もありますが、
要は自衛隊の規模が小さすぎなのです。
日本の国力、おかれた国際環境、
これに比して自衛隊の規模があまりにも小さすぎるのです。

それと、これらの事態に対処する過程で
自衛隊の法律やシステム面の不備が顕在化すると思います。

これは戦後このかた、多くの識者達が指摘してきたことであり、
それは自衛隊自身も自覚していることです。
また、自民党の議員達も百も承知でしょう。

百も承知の「不備」を
改善できずに半世紀以上にわたって引きずってきたことは
為政者の罪ではありますが、
同時に、国際社会の苛烈な現実に目をそむけ
自立の思考を放棄してきた日本国民の愚かさによるものです。









2013. 04. 14  
前回までの続きです。

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-84.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その2
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-85.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その3
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-86.html


      ・      ・


北朝鮮、ミサイルなかなか撃ちませんなあ(^_^;

本来、撃たれると困ることなんだけど
こうも焦らされると「早くせ~よ」と思ってしまいますねw


前回の「その3」で
第二次朝鮮戦争が起きた場合の日本の対処事案を3つあげました。

  1,邦人の韓国退避

  2,難民対応

  3,北朝鮮からの攻撃対処
    (ミサイル攻撃及び武装ゲリラの破壊工作等)

前回は「邦人退避」を解説したので
今回は「難民対応」についてです。

一応、最悪の場合を想定して
戦争の規模は南北全面戦争を前提としています。


南北が全面戦争に至れば、
双方の国からおびただしい数の難民が発生するでしょう。
戦局が韓国に不利なら韓国から
北が不利なら北から難民が他国へ流失するでしょう。

数はおよそ数百万人の規模。
日本は幸いと言うべきか海があるので
そのうちの一部のみ、数十万人の規模となるでしょう。

で、仮にその数の難民が日本に押し寄せてきたら
日本はどう対処すべきか?

人道的見地から追い返すわけにもいかず、
最終的に日本に入れるか、第三国に出国するかはともかく、
一時的に日本の施設に受け入れる流れとなるでしょう。

難民対応は基本的には法務省の入国管理局の領域ですが、
これだけの人数がどっと押し寄せてくれば
入管も対処しきれなくなるのは明らかです。

その場合、これだけの規模の
難民受け入れと管理に対応できるのは、
日本の組織体の中でも自衛隊しかありません。
主として陸上自衛隊が対応することになるでしょう。

また、「難民の受け入れ」というと、
震災の時の被災者のように仮設住宅を作って
そこに入ってもらうなどが頭に浮かぶと思いますが、
国内の被災者と違って難民の場合は
国内の移動に制限をかけなければいけません。
フラフラ勝手にどこかに行かれるようでは困ります。

そして、震災時の被災者との最大の違いは、
難民の中に「偽装難民」が潜んでいる可能性があることです。
偽装難民、つまり武装工作員のことですね。

北朝鮮の諜報・謀略を重視する体質からすると
その手の工作員を潜り込ませるのは、ほぼ確実だと思います。

そのような連中が、難民と共に日本に入り、
次回に詳しく書きますけど、破壊工作などを行おうとするでしょう。
あと、難民による暴動を扇動するとかね。

その手の懸念があるので
難民対応は自衛隊が主軸となって行うしかないのです。

ただ、陸自の人員は14万7千人。
即応予備自衛官を含めても合計15万4千人です。
他方で北朝鮮の武力行使を警戒しつつ、中国の脅威にも備え、
人数的にやりくりが大変になるでしょうね。

さらに「難民」云々ということになると、
左派マスコミや左翼勢力が
待遇その他で、やいのやいのと難癖をつけるでしょう。
その光景が目に浮かぶようです。



      <続く>



 *北朝鮮の未来透視に挑戦する
  エドガー・ケイシー リーディング
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914











2013. 04. 10  
前回と前々回の続きです。

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-84.html

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その2
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-85.html


      ・      ・


北朝鮮が弾道ミサイルを
今日にでも発射するかも?とニュースが流れてましたが、
現在22時ですけど、まだですね。

発射されたら「その3」書こうと思ってたのですが
いつまで待ってもしょうがないので、とっとと書きますw


先日にHSから発刊された、
ケイシーさんのリーディング本には
「第二次朝鮮戦争において、日本は介入しない」
「積極的な関与はせずに、相変わらずの退嬰主義である」
そういう内容が書いてました。

隣国の動乱に、この東アジアの大国が
能動的に関与することもないようで、
米国頼みの傍観姿勢とは何とも情けない未来図です。

ただ、実際に戦争が始まってみると、
日本の場合は、積極的関与以前の問題として
幾つかの事案に忙殺されることになると思います。

その事案とは主に3つです。

  1,邦人の韓国退避

  2,難民対応

  3,北朝鮮からの攻撃対処
    (ミサイル攻撃及び武装ゲリラの破壊工作等)

今の日本のキャパ、
つまり、日本政府の能力、法・システムの不備、
自衛隊の規模、などから言うと
おそらく、この3つの事案対処だけで手一杯になるでしょう。
積極的関与を論じる以前の問題だと思います。

以下、この3つの事案について解説します。
戦争の規模・戦局の進展にもよりますが
一応、南北の全面戦争での想定で書きます。


まず、「邦人の退避」について。

外務省のデータによると平成23年10月の時点で
韓国内の在留邦人数は約3万人です。

 *海外在留邦人数調査統計
  http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/tokei/hojin/index.html

三ヶ月以上の在留者の数ということで
短期の旅行者などを含めるともっと多くなるでしょう。

「邦人の退避」に関しては
戦争前に退避させるか、開戦後に退避させるかによって
難易度がぐっと違ってきます。

戦争前だと、
ある程度、情勢が厳しくなった時点で
まずは「退避勧告」を出して、各人が自主的に飛行機などで避難。
さらに情勢が悪化すると、
政府による旅客機のチャーターや政府専用機を使用して避難。

さらに開戦寸前の緊迫状況にまで至れば
自衛隊の輸送機や輸送艦を使用して避難させるしかないでしょう。
一応、自衛隊法の規定により
航空機と船舶を使った邦人の輸送は可能です。

ただ、自衛隊を使うとなると
韓国政府との調整が必要となります。
あの反日国家とのやり取りなので
政府の外交能力が問われるでしょう。

戦争前の段階ならば、ある程度は混乱しつつも、
組織的な邦人退避は可能でしょう。


で、問題なのは
戦争が勃発した後に、邦人退避を始めるパターンです。
これは大混乱は間違いないと思います。

韓国の都市のうち、
邦人が集中しているのが首都のソウルでしょうが、
ソウルの場合、38度線のDMZ(非武装中立地帯)から
わずか50キロ程度しか離れてません。

戦争勃発と同時に
北朝鮮がソウルに攻撃を仕掛けてくるのは確実で
前回の朝鮮戦争の時は、開戦から4日後に占領されています。

ソウルから邦人を脱出させるとなると、
空港を使うか、ソウルの西の仁川港から船を使うかしかありません。
戦争が始まると、当たり前ですが民間機が飛ぶはずもなく
自衛隊機が頼りとなります。
そして空港は軍事作戦が優先となり、
韓国政府が邦人脱出に便宜を計らう可能性は皆無でしょう。
彼らもそれどころじゃないでしょうね。

仁川港を使うにしても
ソウルから仁川までは約40キロ。
この間の輸送をどうするのか?

また、仁川港から自衛隊の輸送船を使うとしても
北朝鮮に攻撃される可能性があるので護衛が欠かせませんが、
この時点で防衛出動も海上警備行動も発令されてなければ
武器の使用がかなり限定されることと、
韓国領海内で戦闘を行うと韓国政府と一悶着あるのは確実でしょう。
そもそも領海内に護衛艦の進入を彼らが認めるのか?

さらに仁川自体が
DMZから約40キロの位置にあり、
ここも戦争が始まれば危ないです。

で、最後のオプションが
韓国南端の釜山から脱出するルートで
ここから空路と海路を使う選択肢もあります。

ただ、ソウルなどにいる邦人が
釜山まで南下するのは大変だと思います。
平時ならともかく戦時で、
しかも韓国人自体が避難で大挙南下すると思われ、
大混乱は確実でしょうね。

たまたま今日のニュース見てたら
邦人の退避輸送に絡めて
自衛隊法改正の動きが始まってるそうですね

 *自民部会:自衛隊法改正案を了承
  http://mainichi.jp/select/news/20130411k0000m010029000c.html

朝鮮半島有事も念頭においた改正かもしれませんが
「武器使用基準の緩和は見送り」とのことで
なんとも中途半端ですなあ。

とまあ、「邦人退避」に関してざっと書いてきましたが、
基本的に退避は戦争前に行うのが必須です。
戦争が始まってから行うと混乱するのは目に見えてます。

情勢が緊迫したら
どこかの段階で政府が断を下す必要があるでしょう。
韓国政府への配慮とかもあるのかもしれませんが
こういうのは早めにやらないと駄目です。

日本や米国などが避難勧告をだすと
間違いなく韓国の株価は暴落するでしょうが
国民の命にはかえられません。


あと、「邦人退避」に関して留意事項を2つ。

1つ目は、日本だけではなく
他の国々も韓国に在留者はいるでしょうから
いざ戦時になると、国力の小さい国々は
韓国の隣の大国である日本に
在留者の退避輸送を依頼してくる可能性が高いです。

自分とこだけでも大変なのにという感じですが
これも大国の責務なので可能な限りやるしかないです。

2つ目は、ネット上などで
この半島有事に際して日本政府に邦人避難計画が無いことを
批判する声がでてるようですけど、
まあ、実際は有ると思いますよ。
一般公開してないだけで。

93年の朝鮮半島の核危機時に
米国は北朝鮮を攻撃の一歩手前までいきましたが、
あの時に外務省や防衛庁は米国と
有事での対応に関して、かなり突っ込んだ協議を行ってます。

なので、半島有事での避難計画それ自体は存在すると思います。
おそらく外務省や防衛省の金庫に入ってるでしょう。

これを公表しないのは
左派マスコミと韓国対策でしょう。
両者の気違いじみた反応が予想されるので
それを避けたのでしょうね。



      <続く>



 *北朝鮮の未来透視に挑戦する
  エドガー・ケイシー リーディング
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914










2013. 04. 08  
前回の続きです。

 *半島情勢の緊迫と武力衝突の可能性 その1
  http://hrpwatch.blog.fc2.com/blog-entry-84.html


      ・      ・


半島情勢の緊迫は続いております。
北朝鮮が10日前後に弾道ミサイルを発射する可能性大との
ニュースも流れてきました。

私思うに、たとえ今回の「危機」が
結局、戦争へと至らずに収束しても
いずれはどこかの時点で
半島情勢は大激震を迎えざるを得ないでしょう。

というのは、北朝鮮は
国内経済がすでに破綻しているので
常にアクションを起こし続けなければ
国自体が立ちゆかないからです。
ハツカネズミのように常に動き続けなければ死んでしまう子です。

こういう自転車操業がいつまでも続くわけもなく
命脈自体はほぼ尽きたと思っていいでしょう。

思えば、北朝鮮は
ソ連の援助が途絶えた80年代あたりから
経済は破綻しているわけで、
今までよく保ってきたなあと思います。
周辺諸国の利害と金政権の狡知さで生き延びてきたと言えます。


今回の事態、「その1」でも書いたように、
金正恩君の脳裏にあるのは
瀬戸際戦略のエスカレートだけではなく
場合によっては限定戦争にまで
踏み込むというシナリオだと思います。

一定の限定戦争を行うことによって
国内を引き締め、権力を維持し、
諸国に北朝鮮の本気度(狂犬度?)を見せつける。

戦争に至れば
中国も米国との対抗上、北朝鮮を支持せざるを得ず、
中国の外交後援、物資の供給が期待できる。

彼を強気にさせているのは
「核を保有すれば周辺国も簡単に手出しはできない」
「米国の国力が衰えつつある」
ということでしょうね。
戦争を38度戦沿いなどの一定空間に限定することは可能で
米韓連合軍の北進などの全面戦争には至らせないと
思っているのでしょう。

それによって
北朝鮮領内が空爆を受け、大勢の人が死に
いろいろな設備等が破壊されようとも
そんなことは大したことではないと。

ああいう独裁者の思考形態は
日本のような真っ当な国の国民にとっては
想像し難いものがあります。
己の利害のために文革やら大躍進政策を強行して
自己民を何千万人も殺した毛沢東あたりなら
あるいは理解できるのかもしれませんが。


ただ、全面戦争にまで至らず限定戦争に抑えて
中国の後援を引き出すという金正恩のシナリオは
あくまでも彼の脳内願望にすぎず
本当に米国と中国が彼の意図通りに動いてくれるかは別問題です。

この「半島危機」において
最大の変数は米国と中国の動きで、

  米国の介入度がどの程度か?

  中国が北朝鮮を必要と見なすか?不要国家と見るか?

この2点が
この情勢の読みのポイントだと思います。
これによって大きく違ってきます。

中国について言うと
かの国の判断ポイントをザックリ書くならば、

 <北朝鮮のプラス面>

  北朝鮮を、西側諸国との間の緩衝地帯とする
  
  北朝鮮を、米国主導の国際秩序の
  攪乱道具として利用する

 <北朝鮮のマイナス面>

  内政能力欠如の北朝鮮は半島情勢の不安定要因。
  中国のここ10年単位の国家的目標は台湾の併呑であり
  半島方面が不穏化することは好ましくない

こんなとこですかね。

このプラス面を重視するか、マイナス面のほうを重視するか?
それによって中国の態度も異なってくるでしょう。


私としては、韓国外交のウルトラCも
密かに期待しているのです。

韓国が中国に対して秘密裏に
韓国主導による朝鮮半島の統一を働きかけて、
次の3つの条件を提示する可能性もアリかと。

 1,半島統一後の朝鮮半島の非核化

 2,半島統一後の在韓米軍の撤退

 3,半島統一後の旧北朝鮮領内での中国の権益保持

意外に、中国がこれに乗ってくる可能性も否定できません。
今の朴政権の親中度を見ていると
この条件で半島が統一されれば
今以上に中国に傾斜することが予想され、
中国としても悪い選択でないでしょう。
その場合は、積極的に米韓軍に呼応して
中国軍が鴨緑江を越えて南侵する可能性もあります。

さらに意外なことに、
オバマ政権もこれに乗っかる可能性もあります。
そろばん勘定だと、こっちのほうが米国的にお得かもしれません。


まあ、どうなることやら。
半島情勢は読みが難しいです (^_^;



       <続く>



 *北朝鮮の未来透視に挑戦する
  エドガー・ケイシー リーディング
  http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=914







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